論理を問う  第1次  (2/2)

Proroを使ったプログラミングと論理②

新学習指導要領上の位置付けー教科学習との関連ー
「思考力,判断力,表現力等」での中学国語科の学習目標である「自分の立場や考えが明確になるように,根拠の適切さや論理の展開などに注意して,話の構成を工夫すること。」と、「論理の展開などに注意して聞き,話し手の考えと比較しながら,自分の考えをまとめること。」と、本単元は関連する。具体的には、本単元の学習活動の概要にある「『土俵から落ちない』『相手を土俵から落とす』という条件をクリアするために自己の理解しているプログラムの知識を用いてプログラムを作ることができる」が前者、「相手の動きを見て、『土俵から落ちずに』、『相手を土俵から落とす』という条件をクリアするために自己の理解しているプログラムの知識を用いてプログラムを試行錯誤しながら改善していくことができる。」が後者である。

条件分岐とカラーセンサ、対物センサを使い、Proroが土俵から落ちずに、相手を土俵から落とそうとするような動きをするプログラムを書く。

プログラミングと国語の関連性を考え、自分の言葉で説明する。

評価基準 学習活動と内容
十分 Proroが土俵から落ちずに、相手を土俵から落とそうとするような動きをするプログラムを書けている。
さらに、プログラミングと国語の関連性を考え、自分の言葉で説明できている。
概ね Proroが土俵から落ちずに、相手を土俵から落とそうとするような動きをするプログラムを書けている。
要努力 Proroが土俵から落ちないプログラムを書けている。
  • パソコン
  • Proro(https://www.fsi-embedded.jp/proro/
  • Proro用土俵(上記ウェブサイトより富士ソフト社へお問い合わせください)
  • 予備の電池
導入 5分
・指定された自席に着席する。
・本時の活動が「相手を土俵から落とすプログラムを考えてプログラムを組み、グループの中で対戦すること」であると理解する。
評価 / 指導・支援
  • 時間は限られていると釘をさす(30分程度)。
板書内容
児童
展開(1) 30分
・相手のProroの動きを見て、「土俵から落ちずに」、「相手を土俵から落とす」という条件をクリアするために自己の理解しているプログラムの知識を用いてプログラムを試行錯誤しながら改善する。
評価 / 指導・支援
  • 説明を聞いているか(観察)
  • 自分のアイディアでプログラムを考え試行錯誤しているか。
  • あくまでも生徒のアイディアに任せ、うまくいかない者への支援に注力する。
板書内容
児童
展開(2) 15分
・グループ内で対戦を行う。
評価 / 指導・支援
    板書内容
    児童
    まとめ 15分
    ・授業を振り返り、アンケートの次の3つの問いに回答する。
    1、あなたが考える「国語の授業で身に付けたり伸ばしたりできる力」のどの態度や能力がこの授業で身についたり向上したりしましたか?理由も簡単に記述してください。
    2、あなたは「課題の解決のための自分自身の思考の過程を『見える化』し、試行錯誤してプログラミングにチャレンジすることによって、論理的な思考力を磨きプロジェクトの成功に向けて邁進すること」ができましたか?
    3、この授業で、自分自身のどんな態度や能力が伸びたと思いますか?
    評価 / 指導・支援
    • 机間巡視しつつ、きちんと書くよう促す。
    板書内容
    児童