正多角形と円周の長さ  第1次  (6/13)

図形の角の大きさを使った作図

正多角形の角(内角)が等しいという性質を使って、作図する方法を考える

進行方向と回転の向きの組合せで、方向転換できることを知ることで、空間感覚を養う。

これまでのプログラミングによる作図方法を応用し、内角で作図する方法を考える

回転には左回りと右回りがあることに気づく

評価基準 学習活動と内容
十分 進行方向を逆向きにして、正多角形の角の大きさを右回りにすることでも作図できることに気づく
概ね 回転角には右回りと左回りがあることを理解し、それらを組み合わせることで、正多角形の角の大きさを回転させて図が描けそうだと思う
要努力 正多角形の辺と辺が内側につくる角(内角)と、辺を延長したときにできる角(外角)があることを理解している。
導入 5分
進行方向に対して、左回りに回転して辺を書くことで、正多角形が描けることを理解した児童に対して、発展的な考察をおこなう。
評価 / 指導・支援
  • 進行方向に対して、左回りに回転したときの進む方向を理解しているか。
  • 身体の前に両手を伸ばしたまま前進し、止まったら、左に30度回転して、さらに前進してみる活動をする
板書内容
児童
念頭でわかりにくい場合には、身体を動かして確認する。
右回りに回転すること 10分
回転には左回りと右回りがあることを理解する
評価 / 指導・支援
  • 進行方向と回転の向き(左右)の組合せで、進む方向が指定できることに気づいているか。
  • まず、進行方向を変えないで、右回転してみる。
    次に、進行方向を逆にして、右回転してみる。
    気づいたことを言ってみる。
板書内容
児童
進行方向Aに対して左回転しても、進行方向Aを逆にして右回転しても、どちらも進む方向Bになることに気づく。
自学自習で確かめる 15分
Scratchテンプレート 考察2-2の問1~問3で、進む向きと左右回転の組合せによって、進む方向がどう変わるのかを理解する
評価 / 指導・支援
  • ある方向に進むには、2通りの方法があることに気づく。
  • パソコン上でわからない児童には、実際に身体を動かして確認させる。
板書内容
児童
図で、魚が左から右に泳いでいるとき、左斜め上に方向転換するには、どういう命令をすればいいかを考える。
問2,3で、魚が逆方向に泳いているときのことも確認する。
めいれいを考える 10分
Scratchテンプレートの問4~問7と通して、進行方向を逆転して右回りすることで、多角形の内角による作図ができることを確かめる
評価 / 指導・支援
  • 多角形の内角を指定して作図する方法を見出す。
  • 内角で直接作図する方法がないかな、と問いかける。
板書内容
児童
まとめ 5分
同じ方向を向くのに、右回転を使う方法もあることに気づく
評価 / 指導・支援
  • 左回転での命令を、右回転での命令に変えるときには、逆向きになることが必要、と気づいている。
  • 念頭やパソコンでわかりにくい場合には、身体を動かして確かめさせる。
板書内容
児童
Scratchテンプレートの問8で、わかったことを確かめる。