1・2段ずつの登りの考えを使って、1・2・3段ずつになったらを考え、求めることができる
プログラミングのコードを読み、1・2・3段ずつのコードを考えることができる
1・2段ずつの登りの考えを使って、1・2・3段ずつになったらを考え、求めることができる
プログラミングのコードを読み、1・2・3段ずつのコードを考えることができる
評価基準 | 学習活動と内容 |
十分 | 1段ずつ、2段ずつ、3段ずつの登り方について、1段ずつ、2段ずつの登り方を描画するプログラムのどこを修正すればいいのか、修正箇所と修正内容を示すことができる |
概ね | 1段ずつ、2段ずつの登り方のきまりの理由を説明でき、そのきまりをもとに、1段ずつ、2段ずつ、3段ずつの登り方についても、きまりを見つけることができる |
要努力 | 1段ずつ、2段ずつの登り方のきまりを、式で示すことができる |
スクラッチテンプレート
063_1_小6算数_場合の数_階段の登り方(1段ずつ)_20191130.sb3 https://scratch.mit.edu/projects/297205603/editor/
063_2_小6算数_場合の数_階段の登り方(1、2段ずつ)_20191130.sb3 https://scratch.mit.edu/projects/297206084/editor/
063_3_小6算数_場合の数_階段の登り方(1、2,3段ずつ)_20191130.sb3 https://scratch.mit.edu/projects/297206441/editor/
1・2段ずつの登り方が、前(n-1)の段の登り方+その前(n-2)の段の登り方で求められるのなら、1・2・3段ずつの登り方は、前(n-1)の段の登り方+その前(n-2)の段の登り方+その前の前(n-3)の段の登り方の求められるのではないか?と予想すること、そして、その考えをコンピュータに命令するには、1・2段ずつの登り方を表示するプログラムのどこを変えればいいのか、を考えさせることが、指導のポイントである。
ここでは、アルゴリズムの理解を促すのではなく、まず1段ずつの場合と1・2段ずつの場合の違いを見つけ、次に、1・2段ずつの場合のどこにどういう命令を追加すればいいのかを考えさせるようにした。
例えば4段の階段を、1・2段ずつの登り方で登るときには、樹形図で考えれば(1,1,1,1),(2,1,1),(1,2,1),(1,1,2),(2,2)の5通りある。
別の解法としては、数列のきまりから、(前の段の登り方の数)と(その前の段の登り方の数)の和で求めることもできる。2段の登り方は2通り、3段の登り方は3通りなので、それらの和は5通りになる。このとき、どうしてこのきまりが成り立つのかを考えさせることが、本時の前半のポイントである。
「2段+3段=4段」になっていることを、数列のきまりだけでなく、どういう意味なのかを考えさせることが大切である。
4段の登り方の数は、「2段の登り方に2段ずつ(赤い矢印)を加え、3段の登り方に1段ずつ(紫の矢印)を加えればいい」と気づけるかどうか?ここに気づくと、5段の登り方も予想することができ、式と図を対応させて、式が成り立つ意味がわかるようになる。