トライ&エラーでプログラミングスキルを向上させよう  第1次  (1/2)

Proroを使った計測と制御①(カラーセンサの利用)本時の学習(1時間目)

新学習指導要領上の位置付けー教科学習との関連ー
「D 情報の技術」の「⑶ 生活や社会における問題を,計測・制御のプログラミングによって解決する活動を通して,次の事項を身に付けることができるよう指導する。」の「ア 計測・制御システムの仕組みを理解し,安全・適切なプログラムの制作,動作の確認及びデバッグ等ができること。」と「イ 問題を見いだして課題を設定し,入出力されるデータの流れを元に計測・制御システムを構想して情報処理の手順を具体化するとともに,制作の過程や結果の評価,改善及び修正について考えること。」を実現した単元である。

Proroのプログラミング操作に慣れる。

条件分岐とカラーセンサを用い、土俵から落ちないプログラムを作成する。

  • パソコン
  • Proro(https://www.fsi-embedded.jp/proro/
  • Proro用土俵(上記ウェブサイトより富士ソフト社へお問い合わせください)
  • 予備の電池
導入 5分
・指定された自席に着席する。
・この授業では、対戦相手のProroの動きを見て、「土俵から落ちずに」、「相手を土俵から落とす」という条件をクリアするために対物センサを利用したプログラムを制作することを知る。
評価 / 指導・支援
  • あらかじめ座席表を作り前面のスクリーンなどに投影して示しておく。
板書内容
児童
展開(1) 25分
・授業で用いるタブレットPCの操作方法と、Proroの操作方法の説明を聞き、理解する。
・前面のスクリーンに示された下図のプログラムを理解し、まずはその通りにプログラミングする。

・プログラムが組めたら、「もし左の色センサが白色ならば」と「もし右の色センサが白色ならば」の下に入るProroへの命令について、「どうしたら土俵から落ちなくなるのか」という観点から考えてプログラミングする。(カラーセンサの利用)
評価 / 指導・支援
  • 説明を聞いているか(観察)
  • 説明通りにプログラムできているか(観察)
  • 自分のアイディアでプログラムを考え試行錯誤しているか。
  • タブレットPCやProroから目を離して、身体を授業者に向かせて説明を聞くように注意する。
  • 右図の追うプログラムの意味について、丁寧に解説する。特に、「繰り返し」と「条件分岐」の部分をきちんと理解できるように、反復しつつ説明を行う。ただし、中2などですでに実施していればその限りではない。
  • 生徒の工夫の余地が残り、生徒が自分のアイディアで「土俵から落ちないProro」をプログラムでき、成功を味わえるように説明を省く。
板書内容
児童
展開(2) 25分
Proroが土俵から落ちなくなったら、「どうしたら偶然に頼らずに相手のProroを土俵から落とせるのか」を考え、それを実現できるプログラムを組む(対物センサの利用)
評価 / 指導・支援
  • 自分のアイディアでプログラムを考え試行錯誤しているか。
  • あくまでも生徒のアイディアに任せ、うまくいかない者への支援に注力する。
板書内容
児童
まとめ 5分
次時には、引き続き「相手を土俵から落とすプログラム」を考えてプログラムを組み、グループの中で対戦することを知る。
評価 / 指導・支援
  • 次時にもプログラミングできると説明するが、時間は限られていると釘をさす。
板書内容
児童