いろいろな四角形  第3次  (16/16)

総まとめ(2)プログラミングで四角形を区別しよう

四角形の辺や対角線の位置関係、角の大きさに着目することで、四角形について振り返る。

既習の四角形を判別するための条件設定をすることで、四角液の性質についての理解を深める。

評価基準 学習活動と内容
十分 複数の判定方法がある2つ以上の四角形について、1つ以上の条件を、正しく設定できる。
概ね 複数の判定方法がある四角形について、少なくとも1つは、正しく条件設定できる。
要努力 性質がわかりやすい2つの四角形を判別する条件設定ができる。
導入 5分
既習の四角形の内容について、プログラミングで条件設定することで、理解の定着をはかることを児童に伝える。
評価 / 指導・支援
  • 授業のねらいを理解したか?
  • 前時の、三角形の条件制御について思い出させておくとよい。
板書内容
児童
授業のねらいを理解する。
問題に取り組む 30分
問5から問10を、個人またはチーム活動で取り組む
評価 / 指導・支援
  • 既習の知識を使って、四角形の分別ロジックを組み立てることができているか?
  • 見方によって複数の条件ブロックが与えられているので、それをヒントに理解を促す。
板書内容
児童
まとめ 10分
四角形についての総まとめを行う。
評価 / 指導・支援
  • 平行四辺形と台形の違いは理解できているか?
  • 平行四辺形のなかまには、正方形、長方形、ひし形があることを理解できたか?
  • 2本の対角線が直行する四角形としない四角形のちがいは理解できたか?
板書内容
児童
プログラミングで条件制御したことと、授業で学んだこと(ノートに書いたこと)を対応させて、学習を振り返る。

四角形の分類

本単元では、正方形、長方形、平行四辺形、台形、ひし形を学ぶ。それらを分類するには、どういう条件にすればいいのかを考えて、既習事項の再整理を行う。三角形では、辺の長さや本数、角の大きさで分別できるが、これらの四角形では、辺と辺、2本の対角線の位置関係にも着目する必要がある。垂直、平行は、いつも直線が横向きとは限らない点にも留意する必要がある。理解の遅い児童には、ノートに図を書かせて、ノートを回して同じ図形を見直してみることで、イメージができやすくなるかもしれない。

平行四辺形のなかまと台形

大きく分けると、2組の対辺が平行か否かで、平行四辺形のなかまか、台形かに分類されていることに気づかせたい。
次に、平行四辺形の中には、まず辺の長さに着目して、4つの辺が全部等しい正方形とひし形、そうではない長方形があることをおさえられているかを確認する。
正方形とひし形は、2つの対角線が垂直に交わることも共通しているのに、どこが違うのかを考えさせる。
4辺の長さと4つの角が等しいのが正方形である。そのことは、長方形と平行四辺形の違いにも似ている。長方形は、4つの角が等しいのである。