平面上や空間内の点の位置の表し方(Proro)  第1次  (3/3)

条件分岐②

新学習指導要領上の位置付けー教科学習との関連ー
学習指導要領には、「基準点を定め、縦横の2方向からどのくらいの距離にあるか着目する」とある。平面上で位置を表すには、2つの要素が必要であることをプログラミングの中に2つのパラメーターとして定義し、proroを動かすことによって、座標系という概念を明確にイメージさせることができる。一般に座標系には直交座標と極座標の2つがあるが、どちらの座標系にも基準点(原点)重要であることに気付かせる。また、目的地点を、絶対座標(基準点から位置表現)と相対座標(proroからの位置表現)があり、基準点がかわれば座標も変わるということ。つまり見方が変わるということプログラミングを通して理解させる。

Proroの動きをプログラムすることで、座標系の概念を理解する。

評価基準 学習活動と内容
十分 3色の床の色を判別し、Proroが前進したり、曲がったり、止まったりするプログラムができている。
概ね 床の色を判別し、Proroが前進したり、曲がったりするプログラムができている。
要努力 Proroが前進したり、曲がったり、止まったりするプログラムができている。
導入 5分
・指定された自席に着席する。
・本時の活動が「折り紙の色を識別してproroの色と音と動きで表現する」を考えてプログラムを組みことであると理解する。
評価 / 指導・支援
  • 前回の条件分岐の処理をもう一度復習させる。
板書内容
児童
展開(1) 30分
・前回のプログラムに動きを与え、床に並べた色紙は八田画用紙を赤→青→黄の順に移動するプログラムを考える。
・色紙の1辺の長さが15cmであることに着目し進む距離を15cmとする。
評価 / 指導・支援
  • 自分のアイディアでプログラムを考え試行錯誤しているか。
板書内容
児童
展開(2) 15分
・赤→青→黄の順に移動するためにはどうすればよいか考えさせる。
・赤、青は回転して進むが、黄色はストップするので、例外処理として処理することに注意。
評価 / 指導・支援
    板書内容
    児童
    まとめ 15分
    ・音、光、動きを条件分岐であつかう複雑行程なので、論理的な思考よりも感覚的に覚えさせることが大切である。
    評価 / 指導・支援
    • 机間巡視しつつ、きちんと書くよう促す。
    板書内容
    児童