平面上や空間内の点の位置の表し方(Proro)  第1次  (2/3)

条件分岐①

新学習指導要領上の位置付けー教科学習との関連ー
学習指導要領には、「基準点を定め、縦横の2方向からどのくらいの距離にあるか着目する」とある。平面上で位置を表すには、2つの要素が必要であることをプログラミングの中に2つのパラメーターとして定義し、proroを動かすことによって、座標系という概念を明確にイメージさせることができる。一般に座標系には直交座標と極座標の2つがあるが、どちらの座標系にも基準点(原点)重要であることに気付かせる。また、目的地点を、絶対座標(基準点から位置表現)と相対座標(proroからの位置表現)があり、基準点がかわれば座標も変わるということ。つまり見方が変わるということプログラミングを通して理解させる。

条件分岐の考え方を理解する。

Proroの入力(色センサ)と出力(LED、ブザー)の使い方を理解する。

評価基準 学習活動と内容
十分 ネストした条件分岐を使い、3色の床の色を判別して音と光を出すプログラムができている。
概ね 条件分岐を使い、2色の床の色を判別するプログラムができている。
要努力 条件分岐を使い、示された例に沿ってプログラミングできている。
導入 5分
・指定された自席に着席する。
・本時の活動が「折り紙の色を識別してproroの色と音で表現する」を考えてプログラムを組みことであると理解する。
評価 / 指導・支援
  • 前回の繰り返しの処理をもう一度復習させる。
板書内容
児童
展開(1) 30分
・Proroの色センサーの位置を教える
・前面のスクリーンに示された下図のプログラムを理解し、まずはその通りにプログラミングする。
・様々な色に対応するためにはどうすればよいか考えさせる。
評価 / 指導・支援
  • 説明を聞いているか(観察)
  • 自分のアイディアでプログラムを考え試行錯誤しているか。
  • あくまでも生徒のアイディアに任せ、うまくいかない者への支援に注力する。
板書内容
児童
展開(2) 15分
条件の中に条件をいれるという複雑なプログラミングであるが、下図を使ってうまく説明する。
評価 / 指導・支援
    板書内容
    児童
    まとめ 15分
    ・条件の中に条件を入れることをネストするというが、非常に複雑なので論理的な思考よりも感覚的に覚えさせることが大切である。
    評価 / 指導・支援
    • 机間巡視しつつ、プログラムを完成て来てるか確認する。また、プログラムが動かない場合は適切なアドバイスをする。
    板書内容
    児童