学習活動
文章問題に出てくるアイテムやそれに合わせた単位、かけられる数・かける数をプログラミングして、自分だけの文章問題を作り、その問題を自分で解いたり、友達に解いてもらったりする活動。かけられる数(単位)とかける数(いくつ分)を正しく理解し、かけ算の立式が正しくできるようになることを目的としている。単位のいくつ分というかけ算の意味を正しく理解することは、上学年での単位当たりの量を考えるときの素地になると考えている。
※掲載している画面のイメージや動作の説明はScratch2.0をもとにしています。
そのため、他のバージョンのScratchをご利用の場合は、画面や動作が異なる場合がございます。
目標
○基準量のいくつ分かにあたる量を求めることを通して、乗法の用いられる場合について理解する。また、数の乗法的な構成について理解し、問題場面を乗法を活用して解決できる。
○乗法の場面を式に表したり、式をよんだりすることができる。
○乗法に関して成り立つきまりを用いて、九九を構成する。
○九九の唱え方について知り、1位数×1位数の計算が確実にできる。
□文章題を「解く」活動では、文章題のかける数とかけられる数を自分で指定し、正しく立式することを理解する。 文章題を「つくる」活動では、かけられる数とかける数を意識して文章題を自ら作り出し、友達に解いてもらい、正しく説明ができる。
主な評価規準
<知識・技能>
・乗法の意味について理解し、それが用いられる場合について知ることができる。
・乗法が用いられる場面を式に表したり、式を読み取ったりすることができる。
・乗法に関して成り立つ簡単な性質について理解することができる。
・乗法九九について知り、1位数と1位数の乗法の計算が確実にできる。
・簡単な場合について、2位数と1位数との乗法の計算の仕方を知ることができる。
□プログラミングを通して、乗法はかけられる数をかける数分だけ繰り返し足していることを理解する。
<思考力・判断力・表現力>
・数量の関係に着目し、計算の意味や計算の仕方を考えたり計算に関して成り立つ性質を見出したりするとともに、その性質を活用して、計算を工夫したり計算の確かめをしたりすることができる。
・数量の関係に着目し、計算を日常生活に生かすこと。
・乗数と積の関係、交換法則などをもとに九九の構成の仕方を考えている。
□乗法の文章問題をプログラミングする活動を通して、文章問題の構成を理解し、正しく単位を扱うことができる。
<学びに向かう力>
・乗法のよさに気づき、乗法を用いようとしている。また、進んで九九を構成しようとしている。
・乗法について成り立つ性質やきまりを見つけ、進んで九九を構成しようとしている。
□乗法の文章問題をプログラミングしていいく活動を通して、文章の構成や乗数・被乗数の関係に興味を持ち、進んで問題作りに取り組んでいる。